ヒト・コト(人事)日記⑧~注意・指摘の仕方の転換~
久々の「ヒト・コト(人事)日記」のアップです。
6月に入って一気に気温上昇☀
先日青森県内も30度を超える暑さとなっているようですね。私が子どもの頃は扇風機で十分でしたが、今や、青森県内もエアコンがないとしんどいぐらいになってしまいました。じわじわと温暖化が生活にも影響を及ぼしていることを感じます。
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さて、先日ある病院の新入職員さんの個人面談を行いました。
面談を終えて思ったことは、2021年度の新人さんたちは、新型コロナ感染拡大の影響で、実習がしっかりと行えていないこともあり、また、入職後も例年にない院内の状況での社会人スタートもあり、不安いっぱいな気持ちで働いていると感じました。
しかし、それでもとにかく頑張ってる! ホントによく頑張っている!
その頑張りを阻む不安をちゃんと取り除くことが、社会の先輩たちの役目かと思います。
✅ 人員不足からたくさんのことを教えられていっぱいいっぱいになっている新人さん
結果として、「自分は医療職に向いているのだろうか…」と悩んでしまったり…
✅ 朝起きるのと通勤がしんどくなってきた…
✅ 「声が小さいよ」と注意されて、ちょっとショック…
丁寧に面談で、新人さんたちの生の声を聴くことは、「こんなことで悩んでいるんだ、戸惑っているんだ」ということが手に取るようにわかってきます。
その中の1つ、「声が小さいよ」と注意されたことがショックだったという新人さん。
これは、先輩の注意・指摘の仕方を考える必要があると思います。
「声が小さい」という指摘は、単に「できていない」という指摘に留まっています。
例はよくないかもしれませんが、「あなたはかわいくないよ」と言っているのと同じだと思うのです。マイナス面の指摘をしていることに過ぎないのです。
言われた方とすると、それはショックです。
また、医療現場での新人さんは専門職としての技術を早く身に着けて、一人前になりたいという気持ちでいっぱいです。技術面での指摘は、「確かにまだできていない」という事実として受け入れやすいと思いますが、態度面の指摘は思いもよらない指摘でショックを受けてしまうのではないかと考えられます。
そうなると、どのような注意・指摘の仕方がよいのでしょうか。
コーチングなどでよく使われる方法だと思いますが、前向きな指摘です。
「もう少し声を大きくすると、患者さんにはっきり伝わるようになると思いますよ」
などのように、「こうするともっとよくなるよ」という指摘です。
「できていない」という指摘ではなく、「今を変えるとよいことが生まれる」という考え方の指摘です。
注意・指摘の仕方の転換ですね。
「できていない」ではなく、「こうするともっとよくなる」への転換です。
是非、ご自身の後輩さんたち、新人さんたちへの注意・指摘の仕方を振り返ってみるとよいかもしれませんね。
それで、新人さんたちが前向きになってくれるのであれば、価値ある転換だと思います!