ヒト・コト(人事)日記④~中途採用者の背景をどれだけ気にしますか?

最終更新日:2021年12月8日

青森県内は9月に入って、フェーン現象から猛暑の日もありましたが、やはり「暑さ寒さも彼岸まで」となったようですね。とはいえ、私が育ったころとは、気候は全く違っていることは間違いありません。

 

お盆すぎには「やませ」が吹いていたのに、今はそうでもなく、扇風機で過ごせていたのがそれでは無理がありです。

 

「避暑地」は国内には今後なくなるのかもしれません。いずれにしても、この気候変動で県内の皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

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本題です。

私は、以前県内の社会福祉法人での本部で仕事をした経験があります。そのとき、気になったのが次のことです。

 

中途採用した職員のことについて、

「前は、○○病院で師長をしていたみたいだよ」とか、

「こういう理由で辞めたみたいだよ」とか。

どちらかというと、マイナス情報です。

 

そういう情報は、こちらが求めなくても聞こえてくるものです。地域の結束が強ければ強いほど、こういう情報はすぐに伝わります。

 

よい情報であればいいのですが、伝わる速度は悪い情報の方がより伝わります。そして、人のことはまして悪いことが伝わりやすいのが言うまでもなく…です。

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しかし、転職は、前職からの逃避かもしれませんが、新天地に期待することがあってのことだと思います。

 

そう考えると、マイナスな周辺情報が聞こえるかもしれませんが、入職してくれたことに感謝して迎え入れることでこちらの求めることをより強化できるのではないかと思うのです。

 

中途採用者は、

1.自院のやり方を新たな視点で点検することができる

 (当たり前にやっていたことが、他者から見たらそうでもなかった)

2.マンネリ化したチームへの刺激になる

 (我流が許されなくなる、中途とはいえ新たな目で見られる緊張感)

3.前職で得た知識・技術を取り込める

 (自院でやっていなかった研修等の知識を知ることができる)

のようなメリットがあります。

 

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中途採用者は「うちの院のことは何も知らない」ではなく、「いろんなことを知っている職員かもしれない」という転換は大事だと思います。

 

 

 

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執筆者
下田 静香

下田 静香

代表取締役社長

経営学修士(MBA)
法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科卒

青森県八戸市鮫町出身。1969年生まれ。
青森県立八戸北高校、群馬県立女子大学を卒業後、専門学校、大学、財団法人、社会福祉法人の事務部門を経験。その後、病院、介護施設の人事制度構築コンサルタントとして活動。40歳のとき、人事の専門家としての“道”を再構築するため、経営大学院に入学。病院における人材・組織開発、多職種連携を研究。

現在は、医療分野、福祉分野(介護、保育、障害)の人事制度構築、人材育成プログラム開発、人材育成に関する階層別研修、組織開発研修や講演、執筆等、人事組織アドバイザー、研修講師として活動中。クライアントの要望に添った丁寧なコンサルティング、すぐに使える(活かせる)研修プログラムと講義を大切にしており、人事制度構築では、全国の病院、介護施設で実績を積み、それに付随する評価者研修講師は延べ500件以上を手がけている。

著書に「介護施設のためのキャリアパスのつくり方、動かし方」(東京都社会福祉協議会)、「理学療法士育成OJTテキスト」(文光堂 共著)、「医療人材・組織の育成法」(経営書院 共著)