ヒト・コト(人事)日記⑬〜気が利く人とはどんな人?~

最終更新日:2022年10月31日

長いコロナ禍から、ようやく日常が戻ってきましたね。とはいえ、今冬はインフルエンザと並行して感染が懸念されていますので、個々人がしっかり対策を講じることが大切ですね。それが、医療従事者の皆様のご負担を少しでも軽減することにつながりますから。

 

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さて、今回は、「気が利く」ことについてです。

 

「仕事ができる人はどんな人か」と尋ねると、「気が利く人」と応える方、以前は結構多かったように思われます。「あの人、気が利くね~」、「あいつは、気が利かないやつだな~」など、よく聞くセリフですね。

 

そもそも、「気が利く人」とは、何がどのようにできる人なのでしょうか。

 

例えば、探し物をしていると、その様子をみて、「何かお探しですか」と声をかけてくれたり、暑い中、外出先から帰ってくると、冷たい飲み物とおしぼりを言われなくても出してくれたり…。皆さんもこういう対応を受けたことがあるのではないかと思います。

 

このようなことができる人は、次のことができている人なのかなぁと思います。

 

 

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私が考える「気が利く人」の行動は、次の2つのことができているように考えます。

   ✅ 自分の仕事をしながらも、周りの様子を気にすることができている
   ✅ 自分の仕事をしながらも、周りにいる人が次に何をしたいのかを想定している

 

「周りの様子を気にする」ためには、自分以外に目配り気配りが必要になりますので、自分の仕事しながらも他者に目を向けられる余裕がなければできないでしょう。

 

また、「周りにいる人が次に何をしたいのか想定する」ためにも、同じく目配り気配りと相手が喜ぶであろうことを想定する、つまり、相手の配慮や満足度を考える力も必要に思います。

 

この2つのことを実践は、自分のことに”いっぱいいっぱい”な状況では、難しいと考えます。となると、「気が利く人」になるためには、私は「時間的余裕をもつこと」が必要なのだと思っています。

 

自分のことだけではなく、他者にも気遣いができ、他者が満足することまでも考えることができる・・・つまり、自分以外のことを考える時間を作れるかどうかではないでしょうか。

 

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 最近、管理職研修等で「仕事ができる人はどんな人か」という問いに対して、

 

  ✅ 優先順位がつけられる人

  ✅ 知識・技術がある人

  ✅ コミュニケーションがとれる人

  ✅ 処理能力が高い人

  ✅ 時間管理ができる人

 

などなど、具体的なことを挙げられることが多くなりましたが、どんなにスキルが高くても、

周りへの目配り気配りや周りへの配慮と満足度を考えることは、いつになっても大切だと思います。

 

まぁ、上記のスキルをもって仕事ができる人は、「気が利くこと」も併せ持って行動しているのかもしれませんね。

 

皆さんの周りには「気が利く人」はいらっしゃいますか。その方の行動を観察すると、

「気が利く」行動を教えることができ、「気が利く人」を育てることができるかもしれませんね。

 

 

■執筆:下田静香株式会社エイトドア代表取締役、セラピストリーダーズアカデミー編集長

法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(経営学修士MBA)。医療、介護、保育、障がい者施設の人事制度構築、人材育成・組織運営等研修等や講演、執筆等で活動。

 

全国の病院、福祉施設で実績を積み、それに付随する評価者研修講師は延べ800件を超える。回復期リハビリテーション病棟協会、東京都社会福祉協議会、神奈川県社会福祉協議会、宮城県社会福祉協議会、香川県看護協会、長野県看護協会、青森県消防学校、八戸市消防本部他団体他で研修講師を務める。

 

著書に「介護施設のためのキャリアパスのつくり方、動かし方」(東京都社会福祉協議会)、「理学療法士育成OJTテキスト」(文光堂 共著)他。現在、「デーリー東北紙『私見創見』」にコラム執筆中。

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執筆者
下田 静香

下田 静香

代表取締役社長

経営学修士(MBA)
法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科卒

青森県八戸市鮫町出身。1969年生まれ。
青森県立八戸北高校、群馬県立女子大学を卒業後、専門学校、大学、財団法人、社会福祉法人の事務部門を経験。その後、病院、介護施設の人事制度構築コンサルタントとして活動。40歳のとき、人事の専門家としての“道”を再構築するため、経営大学院に入学。病院における人材・組織開発、多職種連携を研究。

現在は、医療分野、福祉分野(介護、保育、障害)の人事制度構築、人材育成プログラム開発、人材育成に関する階層別研修、組織開発研修や講演、執筆等、人事組織アドバイザー、研修講師として活動中。クライアントの要望に添った丁寧なコンサルティング、すぐに使える(活かせる)研修プログラムと講義を大切にしており、人事制度構築では、全国の病院、介護施設で実績を積み、それに付随する評価者研修講師は延べ500件以上を手がけている。

著書に「介護施設のためのキャリアパスのつくり方、動かし方」(東京都社会福祉協議会)、「理学療法士育成OJTテキスト」(文光堂 共著)、「医療人材・組織の育成法」(経営書院 共著)