ヒト・コト(人事)日記④~中途採用者の背景をどれだけ気にしますか?
青森県内は9月に入って、フェーン現象から猛暑の日もありましたが、やはり「暑さ寒さも彼岸まで」となったようですね。とはいえ、私が育ったころとは、気候は全く違っていることは間違いありません。
お盆すぎには「やませ」が吹いていたのに、今はそうでもなく、扇風機で過ごせていたのがそれでは無理がありです。
「避暑地」は国内には今後なくなるのかもしれません。いずれにしても、この気候変動で県内の皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。
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本題です。
私は、以前県内の社会福祉法人での本部で仕事をした経験があります。そのとき、気になったのが次のことです。
中途採用した職員のことについて、
「前は、○○病院で師長をしていたみたいだよ」とか、
「こういう理由で辞めたみたいだよ」とか。
どちらかというと、マイナス情報です。
そういう情報は、こちらが求めなくても聞こえてくるものです。地域の結束が強ければ強いほど、こういう情報はすぐに伝わります。
よい情報であればいいのですが、伝わる速度は悪い情報の方がより伝わります。そして、人のことはまして悪いことが伝わりやすいのが言うまでもなく…です。
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しかし、転職は、前職からの逃避かもしれませんが、新天地に期待することがあってのことだと思います。
そう考えると、マイナスな周辺情報が聞こえるかもしれませんが、入職してくれたことに感謝して迎え入れることでこちらの求めることをより強化できるのではないかと思うのです。
中途採用者は、
1.自院のやり方を新たな視点で点検することができる
(当たり前にやっていたことが、他者から見たらそうでもなかった)
2.マンネリ化したチームへの刺激になる
(我流が許されなくなる、中途とはいえ新たな目で見られる緊張感)
3.前職で得た知識・技術を取り込める
(自院でやっていなかった研修等の知識を知ることができる)
のようなメリットがあります。
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中途採用者は「うちの院のことは何も知らない」ではなく、「いろんなことを知っている職員かもしれない」という転換は大事だと思います。