青森県の感染症@最新情報をチェックするには?

最終更新日:2023年9月16日

こんにちは!

編集長のぶんぶん隊長こと池上です。

 

さて、東奥日報社のニュースでヘルパンギーナの情報が出ていたので、その他の感染症はどうなっているのかと気になって、色々と調べてみました。

 

●ヘルパンギーナについて

青森県は14日、夏風邪の一種・ヘルパンギーナの直近1週間(410日)感染報告が86人、1定点医療機関当たり2.26人と発表した。前週(96人、1定点当たり2.53人)から微減。3地域で警報が継続している。(東奥日報記事より)

 

※ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる夏かぜの代表的疾患である。

 

その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もある。

 

詳細はこちらで

https://medicalnote.jp/diseases/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8A

 

 

さて、他の感染症の流行を調べる時に便利なサイトがあるのをご存じでしょうか?

 

青森県環境保健センターが出している「青森県の感染症発生状況」ページ

https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/kankyosenta/infection-survey.html

 

こちらになります↑

 

ここには青森県の過去から現在までの感染症のレポート(週報)が掲載されています。最新のレポートは2023年36週になります。

 

そこには今の青森県の感染症の状況が地域ごとに詳しく掲載されています。

また、定点把握疾患で疾患ごとの推移を把握することが出来ます。

 

今、青森で特に気になるのはコロナ、ヘルパンギーナですね。今後、注意していくべき疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎だと感じます。

 

青森県だけのデータでは日本の状況が分からないので、海外の情報や日本全国の感染症情報を確認するには国立感染症研究所のIDWR(感染症発生動向調査週報)のページに掲載されています。

 

https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr.html

 

 

こちらでは平成1141日から施行された感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下「感染症法」という。)に基づき、感染症法に規定された疾患の患者が、全国でどのくらい発生したのかを調査集計しています。また、過去のデータとの比較なども提供しています。

 

毎年、感染症の流行は変化します。今、コロナに意識が向いていると思いますが、実は他の疾患も流行する可能性がある訳で、そのあたりも知っておいて、常に手洗いやマスクなどの予防や人混みを避けるなどの用心も必要になるかと思います。

 

そのためにもこれらのようなレポートが存在し、今、どんな病気が流行っているのかということをたまにはチェックすることは大事かもしれません。

 

特に小さいお子さんや高齢者を家族に持つ皆さんは必要な情報源と言えるかもしれませんね。

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執筆者
池上文尋

池上文尋

北里大学獣医学部 動物資源科学科卒 
大学時代、現在、人に使われている生殖医療の基本技術を学ぶ。
卒業後、外資系製薬企業に所属し、12年間、製薬企業のマーケティングスタッフとして勤務する。(ノバルティス・メルクセローノ・ファイザー)

特にセローノでは不妊治療に使うホルモン剤を中心に扱っていたので、不妊治療に関わる先生方と深く関わることになった。

2000年7月に株式会社メディエンスを設立、日本全国の産婦人科クリニックや病院の広報やブランディングをサポートする事業を開始。また、製薬企業向けのポータルサイトを制作、製薬企業のスタッフ教育に関わる。

不妊治療に造詣が深く、妊娠力向上委員会、胚培養士ドットコム、日刊妊娠塾という不妊治療関係のネットメディアを運営している。また、不妊治療関係の企業へのコンテンツ提供を行っている。

2002年より、オールアバウトの不妊治療ガイドとして16年間執筆・編集に従事。その他にも不妊に関する多くの著書、映画、調査などのアドバイザーとして関わる。

不妊治療の取材で訪れたクリニックや病院、関係施設は300を超え、日本で最も不妊関係の取材を行っている一人である。現在もその姿勢は変わらない。

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