ラーメンでも食物アレルギーを起こすって知っていましたか?~編集長がラーメンで当たってしまったの巻~

最終更新日:2022年5月21日

こんにちは、編集長の池上です。先日、久しぶりにランチで青森ラーメンを食べてみようと思い、煮干し系のラーメン屋さんに入ってみました。

 

コロナになってから、とんと外食する回数が減っていましたが、たまにはこのような外食も良いのではないかと思い、初めてのお店にチャレンジしてみました。

 

そのお店の定番のラーメンを食べたわけですが、お店の中では美味しく頂きました。朝から何も食べずにいたので、とても満足感に満ちたランチでした。

 

しかし、お店を後にして、家路に戻る途中から体に異変が出てきました。鼻水が止まらなくなり、目が充血して、だんだん気分が悪くなってきました。

 

家に着いたら頭痛も起きてきて、これは明らかにアレルギー症状だなと思い、慌てて手持ちの抗アレルギー剤を服用しました。

 

それでもそれから半日位は吐き気もして、気分が悪く、まったく仕事になりませんでした。

 

 

それについてFacebookで共有したところ、友人から「それは煮干ラーメンで時々出てくるヒスタミンによるアレルギー症状だよ」と教えてくれました。

 

その昔、医療機関に勤務しているときに、ラーメンを食べてアナフィラキシーショックを起こし、クリニックに担ぎ込まれた方がいらっしゃいました。

 

ラーメンを食べてアレルギーを起こすって、よほどの人だなと思っていましたが、実際に自分がなってみて、これは特別な人がなるのではなく、意外と普通に起きているのではないかと思うようになりました。(表に出ていないだけで)

 

と言うことで、関連の情報がないか調べてみました。すると色々と情報がありました。

 

愛媛県の衛生管理課が情報を出していました。

https://www.pref.ehime.jp/h25115/eisei/hisutamin.html

 

この文章の通りの症状なので間違いないなと思いました。これを読むと煮干し系のラーメンは今後、しばらくは食べられないなと思っている今日この頃です。

 

ちなみにラーメン食べた後にお腹を壊すとか、くしゃみや咳がとまらないとか、鼻水が出て止まらないという症状が出る人は食物アレルギーが疑われるので、気を付けた方が良いと思います。

 

ラーメンの場合、煮干しだけではなく、色々なものを煮込むので、アレルギー物質が混入する可能性も否定できないですからね。

 

ラーメンって、青森の人にとっては安価で栄養価が高いソウルフード的な食べ物ですが、やはり食材の質についてはじっと見ている訳ではないので、お店によってばらつきがあると思っておいた方が良いなと思いました。

 

ラーメン屋さんがこの記事を見ると商売の邪魔をするなと言いそうですが、そういうこともあるから食材の鮮度や質には一層気を配って欲しいと思う訳です。

 

「単価の低いラーメンで利益を出そうと思ったら、そんなこと考えていらないんだ!」と思われる方がおられると思いますが、それはあとで取り返しのつかないことに結び付くこともあることをここであえてお伝えしておきます。

 

私自身はラーメン好きだけど、今回の事は非常に考えさせられるハプニングでした。

 

  • 関連リンク

医療法人啓和会サイト

ラーメンを食べた後、身体が痒く・・・

https://keiwa-kai.or.jp/2017/09/01/2346/#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%80%81%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AF%E5%8F%A3,%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%8F%E5%87%BA%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 

魚粉は食物アレルギーの原因食品となるか?【アレルギー様食中毒など3病態が考えられる】

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=9099

 

 

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執筆者
池上文尋

池上文尋

北里大学獣医学部 動物資源科学科卒 
大学時代、現在、人に使われている生殖医療の基本技術を学ぶ。
卒業後、外資系製薬企業に所属し、12年間、製薬企業のマーケティングスタッフとして勤務する。(ノバルティス・メルクセローノ・ファイザー)

特にセローノでは不妊治療に使うホルモン剤を中心に扱っていたので、不妊治療に関わる先生方と深く関わることになった。

2000年7月に株式会社メディエンスを設立、日本全国の産婦人科クリニックや病院の広報やブランディングをサポートする事業を開始。また、製薬企業向けのポータルサイトを制作、製薬企業のスタッフ教育に関わる。

不妊治療に造詣が深く、妊娠力向上委員会、胚培養士ドットコム、日刊妊娠塾という不妊治療関係のネットメディアを運営している。また、不妊治療関係の企業へのコンテンツ提供を行っている。

2002年より、オールアバウトの不妊治療ガイドとして16年間執筆・編集に従事。その他にも不妊に関する多くの著書、映画、調査などのアドバイザーとして関わる。

不妊治療の取材で訪れたクリニックや病院、関係施設は300を超え、日本で最も不妊関係の取材を行っている一人である。現在もその姿勢は変わらない。