もし若返る果物があれば食べてみたいと思いません?~青森で全くなじみのない果実が大ブレイクした件

最終更新日:2024年3月19日

皆さん、ご無沙汰しております。

編集長の池上です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

最近、記事をまったく書かないってどういうことだよとツッコミが入ってきましたので、重い腰を上げて書いております。

 

2023年、大きく注目された果物が2つあります。

一つ目は青森カシス、これは体臭を良くしてくれる効果があるということで、注目されました。きっかけは「カズレーザーと学ぶ」という日本テレビのバラエティ番組です。

 

これは青森の皆さんはよくご存じだと思います。

 

そして、青森カシス以上に注目された果実があります。

それは「ザクロ」です。

 

 

ザクロは日本では栽培はされるものの、食用に栽培される量は非常に少なく、品種的にもあまりおいしいものではありません。よって、日本で食べたり、飲んだりするザクロは中東やカリフォルニアから輸入をしてきています。

 

じゃあ、青森ではまったくなじみのないザクロがなぜ、注目されているのでしょうか?

 

その大きなきっかけになったのは、九州大学大学院の片倉喜範教授の研究内容を「カズレーザーと学ぼう」で取り上げたからになります。

 

その研究内容が「ザクロに含まれる成分、エラグ酸が代謝されることに生まれるウロリチンAが最も強力に細胞の若返り作用を持っていることを解説したもの」であったことから、番組途中から日本中のザクロジュースが一気になくなりました。

 

 

ザクロは中東において、日本のみかんぐらいのメジャーな果実ですが、その中に含まれているエラグ酸やプニカラジンの効果は世界中の研究者が様々なテーマで研究を進めており、糖尿病、高脂血症、高血圧、抗アレルギー作用、アンチエイジングなど様々な効果を認められていることから、スーパーフード、スーパーフルーツと言われています。

 

そして、ザクロの市場は年8%の成長率で伸びており、2026年には1兆5000億円市場にまで成長するというアナリストの報告もあります。

 

その理由は多彩な健康への寄与ということで、注目されている訳です。

 

中東原産の作物でかつ、青森からは縁遠い果実ですが、ご存じの通り、生活習慣病や不健康な方が多いこと、また、短命を返上するにあたり、このザクロの存在は大きな福音になる気がしています。

 

中東のザクロは糖度も高く、美味ですので、様々な用途で活用できます。

ジュースとして飲むだけではなく、調味料やお菓子の素材としても活用できますし、お酒のお供で入れることも出来ます。

 

無農薬でオーガニックな製品もあるので、ぜひ皆様のヘルスケアの一つに活用していただきたいところです。

 

<関連サイト>

 

片倉喜範教授の研究室

https://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/crt/index14.html

 

ザクロのしずく(無農薬・無添加)

https://www.zakuroya.jp/

 

青森カシス

https://www.aomoricassis.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

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執筆者
池上文尋

池上文尋

北里大学獣医学部 動物資源科学科卒 
大学時代、現在、人に使われている生殖医療の基本技術を学ぶ。
卒業後、外資系製薬企業に所属し、12年間、製薬企業のマーケティングスタッフとして勤務する。(ノバルティス・メルクセローノ・ファイザー)

特にセローノでは不妊治療に使うホルモン剤を中心に扱っていたので、不妊治療に関わる先生方と深く関わることになった。

2000年7月に株式会社メディエンスを設立、日本全国の産婦人科クリニックや病院の広報やブランディングをサポートする事業を開始。また、製薬企業向けのポータルサイトを制作、製薬企業のスタッフ教育に関わる。

不妊治療に造詣が深く、妊娠力向上委員会、胚培養士ドットコム、日刊妊娠塾という不妊治療関係のネットメディアを運営している。また、不妊治療関係の企業へのコンテンツ提供を行っている。

2002年より、オールアバウトの不妊治療ガイドとして16年間執筆・編集に従事。その他にも不妊に関する多くの著書、映画、調査などのアドバイザーとして関わる。

不妊治療の取材で訪れたクリニックや病院、関係施設は300を超え、日本で最も不妊関係の取材を行っている一人である。現在もその姿勢は変わらない。

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